HECの個別カウンセリングでは、留学の際の「ビザ」について多くご質問をいただきます。
「ビザって何?」「ビザって絶対取れる?」
などなど、多くの方が留学を考える上で少な4からず不安に感じると思います。 今回は留学する上で避けては通れないアメリカのビザ申請に関しまして、毎年300件以上の留学生のビザ申請取得をサポートしているHECが、知っておきたいポイントをわかりやすくご紹介します!ビザ申請に関するこのブログは、シリーズとして3本の記事でお届けします! 第1弾としてまずは留学を思い立った皆さまに向けて、ビザやESTAの概要を見ていきましょう!
そもそもビザとは?
ビザとは渡航先の国が発行する査証です。外国へ渡航するときは各国が渡航者の目的に応じた査証を発行し、外国人の入国を制限しています。
アメリカは目的によって分かれたビザの種類が多く、移民用のビザと非移民用ビザに大別されます。就学期間中のみの滞在を前提としている学生ビザは、この区別では「非移民ビザ」に該当します。
専門技術の学校 → M-1ビザ
交換留学やインターンシップ → J-1ビザ
非移民ビザの中にも、種類はいくつもあります。 ビザの種別は「アルファベット-1」という名称で統一されており、一般的な留学で必要になるビザは「F-1」と呼ばれます。
「学生ビザ」という場合は多くの場合このF-1を意味するのですが、専門学校で専門技術を学ぶための学校に通う場合は「M-1」、交換留学や技術研究、インターンシップなどで渡航するような場合は「J-1」など、「留学」の中でも種別が異なる場合があるので注意が必要です。
HECではご希望の留学スタイルにはどういったビザが必要かもご案内しているのでご安心ください。ここでは以後学生ビザと表現する場合は「F-1」を指します。
ビザに関するよくある誤解
「ビザがあれば合法的に滞在できる」と思われがちなのですが、ビザは「滞在許可証」ではなく、あくまで「入国許可申請書類の一部」であるのと同時に、必ずしも入国を確約するものではない」という点には注意が必要です。
学生ビザを有効に保つためには様々な規定があるのと同時に、ビザは「有効な入学許可書」という書類と、合わせて所持することがポイントですこれに!ついてはまた後日のブログでご紹介します。
アメリカ留学には必ずしもビザは必要でない?
ESTAとは 通常は観光の際も、観光を目的としたビザ、いわゆる「観光ビザ」が必要になります。アメリカではこれを「B-1」と区分しています。 しかし、外交上の結びつきが強い国同士ではビザ不要での渡航を例外として許可していることもあります。 アメリカの場合、日本はビザ免除プログラム(Visa Waiver Program: VWP)の参加国ですので、日本国籍を有している方は、基本的には短期間の観光を主とした目的でアメリカに渡航する場合はビザが不要です。
※過去に米国への入国拒否を受けたことのある方などはこの限りではありません。
そしてその条件は下記の通りです。
- 観光を主たる目的とした渡航であること
- 米国での合計の滞在期間が90日間未満であること
※「プログラムの期間」ではなく「合計の滞在期間」である点に注意! - 週の授業時間数が18時間未満のパートタイムであること
ESTAについて詳しくは下記の参照リンクをご覧ください。
外務省:米国渡航者のESTA申請https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/us_esta.html
在日米国大使館と領事館:ESTA(エスタ)申請 https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/esta-information-ja/
留学がはじめて、という方には意外に思われるかもしれませんね!思ったより「留学」のハードルは低いと思いませんか?
学生ビザは誰が必要?
ビザがどのようなものかはなんとなくわかったけど、私のアメリカ留学には必要なの?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。ズバリ、学生ビザが必要な人は、「フルタイムで就学する人」です。
留学先が短大(コミュニティカレッジ)や大学の場合 | 1学期に12単位以上を履修すること |
大学院の場合 | 1学期に9単位以上履修すること |
語学学校などの教育機関の場合 | 週18時間以上の就学 |
学生ビザが必要かどうかはこの条件に該当するか否かで決まります。 言い換えれば、留学先の学校、あるいは参加するプログラムによって決定するということです。 このようにご案内しますと、しっかりと勉強したいという方は無条件に学生ビザを申請した方がいいとも思えますが、実はビザの申請はリスクを孕む側面もある複雑な手続きですので、ご自身が学生ビザを申請するべきかそうでないかは、慎重に見極めなければいけません。
HECハワイ留学支援センターでは皆様のご希望やご状況をヒアリングした上で、どのビザが必要か、あるいは不要なのかといった点もご案内していますので、気になった方はまずはお気軽にお問い合わせください。
本シリーズ第2弾では、ビザ申請の手続きについてもう少し詳しくご紹介します。 お楽しみに!最後までお読みいただきありがとうございました。
MAHALO!